大分以前に『appreciate と would appreciate を間違えると「ご挨拶」が「結び」になったりする?』との標題のブログをUP致しました。短いブログなのですが良く読まれているようです。今回は是をもう少し掘り下げてご説明しようと思います。
例文を挙げます。先ずは appreciate を用い、
1)We appreciate your reply.
次に would appreciateを用い、
2)We would appreciate your reply.
を挙げます。
此処で1)We appreciate your reply. は、We thank you for your reply. 或いは Thank you for your reply. とほゞ同義、意味は「(貴殿の)ご返信有難うございます」となり、メールの書き出し (opening)、文頭の御挨拶に適しています。一方、
2)We would appreciate your reply. の意味は「(貴殿の)ご返信を頂ければ有難く存じます:何卒ご返信下さい」で、こちらはメールの結び(closing)に適した英文と云えます。ですからメールを We would appreciate your reply.で書き始めますと、通常の〆 (何卒ご返信下さい) からメールが始まりますので、相手方は???となることでしょう。
では、何故、2)We would appreciate your reply. が「(貴殿の)ご返信を頂ければ有難く存じます」即ち「ご返信頂きたく存じます」との客先からの返信をお願いする結び (closing) となるかと云えば、それは、
2)We would appreciate your reply.
↑
3)We would appreciate it if you would give us a reply.
と、考えられるからです。更に此処で We would appreciate it を受動態にして、
4)If you would give us a reply, it would be appreciated.
とし、If you would give us a reply を your reply で置き換えると、
5)Your reply would be appreciated.
の、英文が現れます。2)We would appreciate your reply. を受動態にすれば 5)Your reply would be appreciated. と、なるとお考え頂いても結構です。ここで would と be の間に highly を置けば、
6)Your reply would be highly appreciated.
「何卒ご返信下さい ← 貴殿のご返信は高く評価されるでしょう」
と、お馴染みの「結び (closing)」の英文となります。
また、
3)We would appreciate it if you would give us a reply. の後ろの if 節より、
7)Would you give us a reply?
の、お馴染みの英文が生じたものと考えられます。,
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