今回は『貴方のオフィスは何階ですか』の英訳に就いて御話してみようと思います。
さて此処で『貴方のオフィスは何階ですか』の英訳文として、
1)What floor is your office?
と、表わしたとします。これは例えば、
『貴方のオフィスは2階ですか』を、
2)Your office is the second floor.
とし、その疑問文、
『貴方のオフィスは2階ですか』を、
3)Is your office the second floor?
と、するのと同じ発想なのでしょうが、上記1)、2)、3)とも全て誤りです。
これ等誤りは、日本語の英語に対する干渉(母語干渉)に依るものでしょう。『貴方のオフィスは何階ですか』は日本語としては普通の文と云えますが、英語では、
1)What floor is your office?
は、誤りです。
ごく簡単にいえば、office = floor ではなく、office と floor の間に補語関係が成り立たないからです。What floor is your office? は、
4)What floor is your office on?
と、表わす必要があります。そして、
『貴方のオフィスは2階です』は、
2)Your office is the second floor.
ではなくて、
5)Your offiice is on the second floor.
となります。
2)Your office is the second floor. は一見 SVC文型 にみえますが、断じて office = floor でない為に 英文は SVC文型とは認められません。従って、
2)Your office is on the second floor.
『貴方のオフィスは2階の上に在ります』
と、the second floor に on が加わり、 on the second floor (2階の上に)は 副詞句として is を修飾しております。Your office は主語、is は動詞、on the second floor は副詞句として機能し、
2)Your office is on the second floor.
S V 副詞句
と、英文はSV文型となります。
英文に対する日本語による母語干渉には常に注意が必要です。
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