次の文章には that が二つあります。どう違うのか考えてみましょう。
The most important thing that keeps family together is the faith of each other that when he or she has something to say, the others will listen.
1)先ず全体の文型を考えると:
The most important thing that keeps family together is
S V
the faith of each other that when he or she has something to say, the others will listen.
C
と、SVC文型であることが分かります。
直訳すれば『家族を一緒に保つ最も大切な事は、彼または彼女が言うべき事が在る時、他の者は聴くという互いの信頼である』となります。
さて此処で文中で主語として機能する名詞節、
The most important thing that keeps family together
中のthat に就いて考えると、
The most important thing that keeps family together
名詞句(最も大切な事) 形容詞節(家族を一緒に保つ処の)
と、that keeps family together は、名詞句であるThe most important thingを修飾する形容詞節であって、that が関係代名詞(主格)として機能していることが分かります。意味は『家族を一緒に保つ処の最も大切な事』となります。次に、文中で補語として機能する名詞節、
the faith of each other that when he or she has something to say, the others will listen.
に就いて考えると、文中のthatは、
the faith of each other that when he or she has something to say, the others will listen.
名詞句(互いの信頼) 名詞節(彼または彼女が何か言う事が在る時他の者は聴くという事)
と、the faith of each other (名詞句) を説明する、that when he or she has something to say, the others will listen(名詞節中の that は接続詞として機能、that は同格としての節を導き、意味は『彼または彼女が言うべき事が在るとき他の者は聴くという事』となります。
元の英文に戻ると、
The most important thing that keeps family together is
S V
the faith of each other that when he or she has something to say, the others will listen.
C
と、SVC文型であって直訳すれば、
『家族を一緒に保つ最も大切な事は、彼または彼女が言うべき事が在る時、他の者は聴くという互いの信頼である』、意訳すれば『家族を一緒に繋ぎとめる要諦は一人が聴いて欲しいとき他のメンバーは聴くという互いの信頼です』辺りでしょうか。関係代名詞の that と同格の that は大変紛らわしく、注意が必要です。
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