metaphysics を和訳すれば形而上学。
形而上学を広辞苑で引くと、
けいじじょう‐がく【形而上学】
(metaphysics)(元来「自然学の後に置かれた書」(ta meta ta physika ギリシア)の意で、ロドスのアンドロニコスがアリストテレスの死後、著書編集の際に、存在の根本原理を論じた書を自然学書の後に配列したことに由来)
①アリストテレスのいう第一哲学。哲学史・問題集・定義集・実体論・自然神学の5部から成る。
②現象を超越し、その背後に在るものの真の本質、存在の根本原理、存在そのものを純粋思惟により或いは直観によって探究しようとする学問。神・世界・霊魂などがその主要問題。
明鏡国語辞典で引くと、たいへん分かり易く:
けいじじょう‐がく【形而上学】
思惟・直感などによって、現象的世界を超越したところにある事物の本質や存在そのものの根本原理を究めようとする学問。
と、記載されています。
更に形而上を広辞苑で引くと、『易経』からの語源解説が秀逸で:
形而上
① [易経(繋辞上)「形而上なる者は之を道と謂(い)い、形而下なる者は之を器と謂う」] 形式を離れたもの。抽象的なもの。無形。
② 〔哲〕(the metaphysical) (井上哲次郎の訳語) 時間・空間の中に形をもつ感覚的現象として存在することなく、それ自身超経験的な、ただ理性的思惟によってとらえられるとされる存在。明六雑誌(12号)「西人ノ説ニヨレバ凡ソ学問ノ事タヾ二大分アリ⋯即チ一形而下ノ二項ニ過ギズ」⇔形而下。
と、記載されています。
また、図説・標準哲学史(新書館)P29には『古代中国の易経にある形而上者謂之道(形よりして上なるものこれを道という)からこの語(形而上学)が作られた』との記述があります。
Oxfordでmetaphysicsを引くと、
metaphysics
[usu. treated as sing.] the branch of philosophy that deals with the first principles of things, including abstract concepts such as being, knowing, identity, time, and space:
敢えて和訳すれば『存在、知、同一性、時間、空間の如き抽象概念を含む事項に係る第一原理を取り扱う哲学の分野』となります。
-ORIGIN
mid 16th cent.: representing medieval Latin metaphysica (neuter plural), based on Greek ta meta ta phusika ‘the things after the Physics’, referring to the sequence of Aristotle’s works: the title came to denote the branch of study treated in the books, later interpreted as meaning ‘the science of things transcending what is physical or natural’.
ここでbased on Greek ta meta ta phusika ‘the things after the Physics’を和訳すれば、『物理的現象を超越するもの』となります。
LDCE(Longman)で引くと
metaphysics
the part of philosophy that is concerned with trying to understand and describe the truth, life, and reality.
これを和訳すれば『真理、生命、実在を理解し表すことを試みることに関与する哲学(の部分)』となります。このLongmanによる説明が極めて端的・明解なものと思われます。
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