ここで、「その会社はホテルを買った」を考えてみますと、この文章は:
英語では:
The company bought a hotel.
S(主語) V(動詞) O(目的語)
の形を取りますので、英語はSVO 言語、更に、語の並べ方(語順)により意味が定まりますので、語順言語と云われます。
ところが、日本語の場合は語形変化でもなく、語順によるものもなく、助詞の使い方により意味が定まります。このような言語を膠着言語と云います。
さて、「その会社はホテルを買った」 については、
1)その会社はホテルを買った。
2)その会社は買ったホテルを。
3)ホテルを買ったその会社は。
4)ホテルをその会社は買った。
5)買ったその会社はホテルを。
6)買ったホテルをその会社は。
のような語順としても、一応、意味は伝わります。
そして、日本語は、
1)その会社は ホテルを 買った。
主語(S) 目的語(O) 動詞(V)
の形が一番自然なので、SOV 言語とも云います。
本シリーズ、ブログNo.1 でお話いたしましたように:
1)日本語にはもともと主語はありません(此処では説明上主語としています)。
2)そして、便宜上、係助詞 (は) を用いた部位 (私は = 私に関しては) を英語の主語的に捉えたとしても、その語順は英語とは凡そ異なるものです。此処に、英語を分かり難くしている大きな理由があるように思います。今回は、英語は語順言語にしてSVO言語、日本語は膠着言語にしてSOV言語であることを理解しておきましょう。
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