BEWA講師ブログ

「芸術・芸術的な何か」が人を人たらしめた?

  第一回目のブログを出したところ、生徒さんから「音楽や絵に惹かれるのは、人間の根源的な何かにダイレクトに繋がるからかもしれませんね」との感想がありました。学生時代に教育心理学を専攻していた女性です。
  確かに、この「根源的な何か」こそ、人類と他の動物を分けているものかもしれません。そのように考えますと、音楽・絵画等、芸術・芸術的なものに反応する脳の機能が、人類と他の動物とを峻別する一つの鍵のようなものにも思われます。このようなことは、誰しも何とはなしに感じているもののように思いますが、文章化すると内容が把握し易くなります。
  人は言語に代表される記号を用いて、事象を認識・把握しているわけですが、その根源に芸術的なものの萌芽があったとしても何ら不思議ではないように思われます。芸術家なら「そんなこと気負って書くようなものでもないでしょ」とでも言いそうです。
しかし、「人類の高度な認知機能の原点に芸術的なものがあった」と考えると、何かとても嬉しい気持ちになります。


 

 

 

2011/02/09 言語   林 行雄

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