「西王母は祖母の謂いであり、西王母とは、西方に住する女性の尊称である。すべての女仙たちを統率する。東王父に対応する。周の穆王が西に巡符して崑崙に遊び、彼女に会い、帰るのを忘れたという。また前漢の武帝が長生を願っていた際、西王母は天上から降り、仙桃七顆を与えたという。現在の西王母のイメージは、道教完成後の理想化された姿である。本来の姿は「天厲五残(疫病と五種類の刑罰)」を司る鬼神であり、『山海経』の西山経及び大荒西経によると、「人のすがたで豹の尾、虎の歯で、よく唸る。蓬髪(乱れた髪)に玉勝(宝玉の頭飾)をのせていて、穴に住む。」という、半人半獣の姿である・・・道教が成立すると、西王母はかつての「人頭獣身の鬼神」から「天界の美しき最高仙女」へと完全に変化し、不老不死の仙桃を管理する、艶やかにして麗しい天の女主人として、絶大な信仰を集めるにいたった。王母へ生贄を運ぶ役目だった怪物・青鳥も、「西王母が宴を開くときに出す使い鳥」という役どころに姿を変え、やがては「青鳥」といえば「知らせ、手紙」という意味に用いられるほどになったのである。」 以上ウイキペディアの記述を借用致しました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E7%8E%8B%E6%AF%8D
西王母の由来がこれほど厄介なものだとは考えたことも御座いませんでした。椿の「西王母」は、多分「西王母は天上から降り仙桃七顆を与えた」辺りから名付けられたものでしょう。 ご覧のように、西王母の蕾はまるで桃のようです。ネットで「西王母」を調べていたところ、其の名の付された和菓子も現われました。桃の形をしております。