2012年8月24日及び8月26日のブログにて:
1) We were satisfied with the results.
「当社は結果に満足した」
2) We had satisfying results.
「当社は満足の行く結果を得た」
の satisfied と satisfying に就いて、その用法の違いについて検討して参りました。
これまでの説明で、辞書を引いてもsatisfying と satisfied の本質的な違いを知ることは凡そ困難であることがお分かりのことと思います。
ここより、可能な限り、何故このような用法の違いが生じたのか考えてみたいと思います。何にでも原因と理由があります。場合によってはそれがみえないだけです。
さて、1) We were satisfied with the results. の satisfied に就きましては:
3) The results satisfied us.
↓
4) We were satisfied by the results.
↓
1) We were satisfied with the results.
ここで、4) by the results の by から 1) の with the results with の、by から with への変化は、深層構造(無意識の意識)に、その results をもたらした主体、例えば They のごとき主語を伴う意識があり:
5) They satisfied us (with the results).
↓
6) We were satisfied with the results (by them).
↓
1) We were satisfied with the results.
なる英文が生じたものと考えることもできます。
これは:
7) The mountain was covered with snow. と似ています。敢えて、この英文の無意識の意識に在る主体を探せば:
8) God covered the mountain with snow. 辺りが妥当なところかと思われます。
『例示』 と 『説明』 とは全く異なります。BEWA は、『単に英文を例示して説明に代える』ようなことは一切いたしません。
さて、次のブログでは satisfying について探ってみようと思います。
日商ビジネス英語検定3級受験に対応しながら、これからビジネス英語を学ぼうとされる方を対象とした「ビジネス英語ビギナーズ講座」を開講致しました。講座は日曜日14:10~15:30、ビジネス英語初心者がストレスなく学べる内容となっておりますが、内容はズバリ実務に直結しており、其のまま職場で応用できるものです。先ずはご見学に御出で下さい。