1月8日に:
1) I could make myself understood in English.の意味は:
「私は英語において自分自身を理解させるようにすることが出来た」となります。そこで初めて:
↓
「私は英語で用が足せた」
1月19日に:
2) I couldn’t make myself heard in the crowd. の意味は:
「私は雑踏の中で私自身を聞かれるようにすることが出来なかった」となります。ですので:
↓
「雑踏の中で私の声が届かなかった」
1月27日に:
3) I don’t want it said. の意味は:
「私はそれが云われることを欲しない」 となります。ですので:
↓
「それは云われたくない」
等についてお話しました。さて今日は少し切り口を変えてみます。
1) I could make myself understood in English.
↓
I could make myself (that was) understood in English.
2) I couldn’t make myself in the crowd.
↓
I couldn’t make myself (that was) heard in the crowd.
3) I don’t want it said.
↓
I don’t want it (that is) said.
とすれば、1)、2)、3)ともいとも明瞭に分かってしまいます。要するに、すべて関係代名詞に続く受動態の省略です。英語は、関係代名詞と受動態が分かってさえいれば大抵のことは分かってしまうということでしょう。しかし、元々主語の存在しない言語 (日本語) で脳が構成されている日本人にとっては:
S V O → O(S’) + ( be + V過去分詞) + by S
なる構造変換は、生理的嫌悪を覚えるほど苦手なようです。 (日本語) に S (主語) なるものが存在しないからでしょう。ですから、関係代名詞にしても、主格、所有格、目的格の認識自体が非常に危ういものとなります。当然のこととして、関係代名詞に続く受動態の理解には遥かに及ばぬままに社会に出、そして企業にて:
The goods on our P/O No. 134 of Feb 23 damaged in transit to Narita will be sent back to you all charges collect by AA157 leaving Narita at 16:00 on Mar 1 and reaching JFK at 15:30 on Mar 1, which please understand.
の如き英文に頻繁に出くわし面食らうことになります。(2001年7月5日ブログにて詳述)。果てさて・・・どうしたものか・・・・ 金を稼ぐ言語・ビジネス社会を生き抜く言語に出会い愕然とする瞬間でしょう。
メールの文章は、そのまま取引相手先の PC に残ります。訳も分からず、英文を作成しメールすることは、非常に危険な行為と云わざるを得ません。ビジネス英語とは商売用の言語。その意味で、日本のお客様にお送りする和文のビジネスメールとなんら変わるところは御座いません。英文メールの誤謬により、取引上の齟齬・錯誤が生じ取引先に損害を与えた場合、原因 (錯誤の原因となったメール) は追究するまでもなく、相手方の PC に保存されております。社名を以て通信しているのですから、表見代理など唱えるまでも無いでしょう。会社人生は瞬時にして終わるかもしれません。 BEWAの講義は極めて論理的、社会人の理性に語りかけます。BEWAでキッチリした英語、本物のビジネス英語を学びましょう。講座見学 (一回無償) に御出で下さい。