BEWA講師ブログ

日本人はなぜ受動態が苦手なのか:2

  昨日、「私はバッグを盗まれた」の英訳を課題と致しました。そして、
その解答として:
① I had my bag stolen. 或いは、
② My bag was stolen.  を挙げ、
  「私はバッグを盗まれた」の訳文として、多くの方が書く:
I was stolen my bag. は間違いであることをお話しました。
① I had my bag stolen.が「何故間違いなのか」、「日本語話者は何故こう書いてしまいがちなのか」、について今日以降お話したいと思います。

  始めに①のご説明を致します。
① I had my bag stolen. 「私は私のバッグを盗まれた」のほうですが、これは:
③ I had my radio repaired. 「私は私のラジオを直させた」と同じ形です。
ここでhad は使役動詞として用いられております。「私は彼に私のラジオを直させた」であれば、英文は:
④ I had him repair my radio. となります。

  次に②をご説明いたします。ここで:
③ Someone made my bag. 「誰かが私のバッグを作った」の受動態を考えますと、
⑤ My bag was made (by someone).
「私のバッグは(誰かによって)作られた」となります。
  さらに、受動態「私のバッグは盗まれた」の能動態、「誰かが私のバッグを盗んだ」を考えますと、その英文は:
⑤ Someone stole my bag. となります。そしてこの受動態は③と⑤の関係から考えて:
⑥ My bag was stolen (by someone).となります。従って「誰かが私のバッグを盗んだ」の受動態、、「私のバッグは(誰かに)盗まれた」の英訳は:
② My bag was stolen. ← My bag was stolen (by someone). となります。

  ですので、I was stolen my bag. は間違いであることが分かります。
この文章の能動態を考えますと、Someone stole me my bag. となり既に英文んとして破綻しています。「誰かが「私」をぬすんだ、私のバッグ」となり、「私のバッグ」が、前の文章から分断されていることが分かります。
次に、日本人は何故、頻繁に、このような間違いをしてしまうのか、その理由を考えてみたいと思います。
                      - 日本人はなぜ受動態が苦手なのか:3 に続く-

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2011/07/07 ビジネス英語   林 行雄

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