BEWA講師ブログ

分詞とビジネス英語:3

昨日、分詞とビジネス英語:2にて:
 1) The goods damaged in transit will be shipped back to you by the “Yorkshire Maru” leaving Yokohama on May 21.
 (運送中に破損した商品は、5月21日に横浜を出港するYorkshire 丸にて御社に返送されます)
と、その能動態:
 2) We will ship the goods damaged in transit back to you by the “Yorkshire Maru” leaving Yokohama on May 21.
を、ご紹介し、本文の内容では:
  1) The goods damaged in transit will be shipped back to you by the “Yorkshire Maru” leaving Yokohama on May 21.
のほうが適切であろうと述べました。その理由は:
  1) The goods damaged in transit will be shipped back to you by the “Yorkshire Maru” leaving Yokohama on May 21.
では、「破損した商品」が主語として文の先頭に位置しています。この場合、返送されることになる破損した商品こそが話の主題でしょう。
 2) We will ship the goods damaged in transit back to you by the “Yorkshire Maru” leaving Yokohama on May 21.
の英文では、主語がWeがwill と相俟って「当社が~を出荷致します」と意志を開陳しております。現実に貨物を出荷するのは、出荷部もしくは配送所でしょうし、さらには運送の最前線には通関・船積対応に従事する通関業者、また、船社あるいは航空会社等がいます。ここで、相手先にとって有難くもない返品を出荷するにあたって、We will ship the goods damaged in transit~と「当社は~」と意志を開陳する必要もないでしょう。
次のブログではこの先を考えたいと思います。
                               分詞とビジネス英語:4に続く

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2011/07/03 ビジネス英語   林 行雄

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