BEWA講師ブログ

No.1: 動詞構文と名詞構文の混同による前置詞の誤使用

写真の白板には:
  1. You have to approach Mr. A.
  (あなたはMr. A に接近せねばならない)
  2. Your approach to Mr. A has to be made.
  (あなたのMr. A への接近はなされねばならない)
  3. You have to discuss Problem A.
  (あなたはProblem A について討議せねばならない)
  4. Your discussion about (on) Problem A has to be made.
  (あなたのProblem A についての討議はなされねばならない)
  5. You have to contact Mr. A.
  (あなたはMr. A に連絡せねばならない)
  6. Your contact with (to) Mr. A has to be made.
  (あなたのMr. A への連絡はなされねばならない)
  7. You have to visit Mr. A.
  (貴方はMr. A を訪問せねばならない)
  8. Your visit to Mr. A has to be made.
  (貴方のMr. A への訪問はなされねばならない)
  と書かれています。

動詞構文と名詞構文の混同による誤謬の代表的なものに次のものがあります:
  9. You have to approach to Mr. A. (toは不要)  
 10. You have to discuss about (on) Problem A.(about (on) は不要)
 11. You have to contact with (to) Mr. A.(with (to) は不要)
 12. You have to visit to Mr. A. (to は不要)
 上記、2., 4., 6., 8., をご覧になれば、これら過ちの原因は一目瞭然でしょう。
これら単語のつづり方(スペリング)が動詞と名詞で同じである為、「前置詞を伴わぬ他動詞としての使用法(動詞構文に於ける他動詞の使用法)」と、「前置詞を伴う名詞としての使用法(名詞構文に於ける名詞+前置詞としての使用法)」とに混同が生じ其処に祖語が生じるものと考えられます。

BEWA (ビジネス英語ライティングアカデミー) では、始めにご紹介の板書きを用いながら:
 ・大人の為のやり直し英語講座 
 ・英検二級受験講座、等にて
講座受講生さんにシバシバ見受けられる、他動詞+前置詞の誤りについて代表的な例を挙げ、原因等につき説明を加え解説致しました。

2011/05/19 板書シリーズ   林 行雄

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