BEWA講師ブログ

完了形の分詞構文と仮定法過去

完了形の副詞節で始まり、主文が仮定法過去、to 不定詞が仮定節を構成する英文

Having come this far, it would be a shame to give up the project.  

意味は、

「ここまで来たのだから、プロジェクトを諦めるのは恥と云うものだろう」となります。敢えて全英文をパラフレーズすれば、

As we have come tihs far, it would be a shame if we were to give up the project. 辺りかと、

「現実に此処迄やってきたのだから、もしプロジェクトを諦めるとすれば、それは恥というべきものであろう」となります。

 言語は非常に複雑です。去年、「日本橋出版」より出版された私の本皇室のお姫様がキリスト教の学校に入学する可笑しな国」の PP 64~66 にある 7.サピアの見解:言語による世界構成では「言語を、コミュニケーションや内省の特定の問題を解くための偶然の手段であると考えるは全くの幻想に過ぎない。

 事実(現実世界)と云うのは、かなりの程度まで、その言語使用者の集団の言語慣習の上に無意識に築かれているのである。どの二つの言語をとってみても、同じ社会的現実を表していると考えられるほど似た言語はないのである。異なる社会が生きている世界は別の世界なのであり、単に異なるラベルが付けられた同一の世界ではないのである」としている。私は「人格とは言葉遣いと立ち居振る舞いから成るもの」と考えています。

 で、言語は或る一定線を超えると、忽然と難解となります。文法に頓着せず、取引相手が理解できるビジネス英語を書けると考えるならば、当に、幻想の彼方の思考でしょう・・・

 

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2023/02/03 ビジネス英語   林 行雄

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