BEWA講師ブログ

文末の前置詞:No.12

今回は、「彼には話をする友人がいない」の英訳文は、
 He has no friend to talk.
ではなく、正しくは、
 5)He has no friend to talk to.
である理由に就いてご説明致しまと、
 5)He has no friend to talk to.
        ↓
   He has no friend to whom he is to talk.
        ↓
   He has no friend whom he is to talk to.
        ↓
 5)He has no friend to talk to.
と、考えることができます。次に、
「これは住むのに良い家です」の英訳文を考えてみましょう。

ところで、
「英語を英語で考える」 とか 「英語を英語で理解する」 とか、たまに聞きますが、これほど非論理的な言葉使いも凡そ考えられません。
論理学的に云えば:      SをSで理解する → 同語反復、命題が成立せず。
法律学的に云えば:      主体と客体が同じ → 債務関係を論じ得ず。
現象学的に云えば:      己と意識の対象を認め得ず → 認識不能。
街の豆腐屋さん的に言えば:豆腐を豆腐で考える?豆腐を豆腐で理解する?→+∞?

   更に、『例示』 と 『説明』 とは全く異なります。例示とは或る事象に係る用例の単なる表示(事象の一端:或る個人的体験の表示)、説明とはその理解の開示(経験と事象の把握を踏まえた集約的見地の開示)です。千通りの例示とは千通りの個別的体験の表示でしょう。千人の日本人が 「が」 と 「は」 或いは 「を」 と 「に」 等に就いて、千通りの 例示 を行い、千通りの 感想 を述べたとしても、さして不思議なことでもないでしょう。
 BEWA は、「例示」 を 「説明」 に代えるようなことは一切致しません。BEWAで学べば、みえないものがみえるようになります。ツマラナカッタ英語学習が楽しくなります。そして、職場で用いるビジネス英語が無理なく理解でき、使えるようになります。
   兎に角、職場で緊急に英文実務対応が迫られている方に最適な講座、ビジネス英語実践講座(日商ビジネス英検二級受験対応)が開講いたしました(日曜:12:05~13:55)。講座見学に御出で下さい。

2013/02/02 ビジネス英語ビギナーズ文法   林 行雄

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