今回もBEWAで用いた板書を使いお話しを始めたいと思います。
マイケルジャクソンの言葉:
I just wanted to say that these will be my final show performances in London. When I say this is it, it really means this is it.
A)直訳すれば:
「私はこれ等が私のロンドンでの最後の公演になるだろうってことを只云いたかったのです。私がこれがそれだと云うとき、それは本当にこれがそれであるってことを意味しています。」
B)意訳すれば:
「これが私のロンドンでの最後の公演だと云いたかっただけです。私がこれが最後だと云っているのですから、これが本当に最後なのです」
始めに複数の第三者、甲と乙を考えます。此処で、それらはマイケルジャクソンの 講演に関する巷の声と考えられます。
甲の甲の上に位置する事象 ( マイケルのshow ) に対する意識は甲にとっては主観(的)「this」、且つ、乙の乙の上に位置する事象 ( マイケルのshow ) に対しする意識は乙にとっては主観(的)「this」です。
甲にとって乙の上に位置する事象に対する意識は客観(的)「that」、乙にとって甲の上に位置する事象に対する意識は客観(的)「that」 です。そして、甲の客観(的意識)「that」 と、乙の客観(的意識)「that」 が合致すると(板書の中の交点)、其処に That’s it. なる共観(共感)が生まれます。
さて、ここで、マイケルが
When I say this is it, it really means this is it.
と言ったのですから、マイケル(丙)の主観 this が、甲と乙との共観 it に迫り合致いたします。即ち、マイケルの云う this is it. の this が、直観として甲・乙の共観 it と融合することとなります。
This is it. とは:
1)That is it. の、
主観 → 客観 → 共観 なる意識の流れに,
2)This is it. による、
← 直観 ← 主観 なる意識の流れが融合・合致したもの。
即ち、
主観 → 客観 → 共観 ← 直観 ← 主観
なる、意識の流れを表す英語表現と考えられます。
When I say this is it, it really means this is it.
直訳すれば:
「私がこれがそれだと云うとき、それは本当にこれがそれであるってことを意味しています。」
意訳すれば:
「私がこれが最後だと云っているのですから、これが本当に最後なのです」
This is it. とは:
主観 → 客観 → 共観
← 直観 ← 主観 なる意識の流れが融合・合致したもの。
This is it. とは、即ち:
主観 → 客観 → 共観 ← 直観 ← 主観
を、包括する直感そしてその過程。
ところで、「英語を英語で考える」 とか 「英語を英語で理解する」 とか、たまに聞きますが、これほど非論理的な言葉使いも凡そ考えられません。
論理学的に云えば: SをSで理解する → 同語反復、命題が成立せず。
法律学的に云えば: 主体と客体が同じ → 債務関係を論じ得ず。
現象学的に云えば: 己と意識の対象を認め得ず → 認識不能。
街の豆腐屋さん的に言えば:豆腐を豆腐で考える?豆腐を豆腐で理解する?→+ ∞ ?
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