BEWA講師ブログ

声が届かなかった?

  1月8日に 「英語で用が足せた:I could make myself understood in English」 についてお話しました。今日は:

  I couldn’t make myself heard in the crowd.
  「雑踏の中で私の声が届かなかった」
についてお話しようと思います。

これも:
  I couldn’t make myself heard in the crowd.
  S     V   O  C
と、SVOC 文型の構文ですが、ここの OC のところの 「myself heard」 は myself was heard を意味しています。従って:

  I couldn’t make myself heard in the crowd. の意味は:

  「私は雑踏の中で私自身を聞かれるようにすることが出来なかった」となります。ですので:
          ↓
  「雑踏の中で私の声が届かなかった」
となります。

  言語とは極めて数学的なもの或いは論理学的なものです。
訳も分からずしゃにむに覚えても直ぐ忘れます。又、そのように指導することには大いなる害すらあります。
  更に、ここで敢えて日本語の「雑踏の中で私の声が届かなかった」 の主語は?と問えば、それは一体何なのでしょうか。英文、I couldn’t make ~の主語 「I 」 は、一体、日本語のどこに消えて行ってしまったのでしょうか。一時、日本語学の世界で取り上げられた 「象は鼻が長い」 の主語は?を思い出します。
  このような事象を理解しないままに、到底、ビジネスの現場で高度な英語を用いることは不可能でしょう。脳そのものを構成する母語:日本語と外国語:英語との関係を抜きにして、取引に係る高度な英語を有意に用いることは到底不可能でしょう。例えば、英文国際契約とその日本語訳とは同様に大切なものでしょう。そして、それらは意味的に且つ法的に等価でなければなりません。そして、こんなことは、国際契約の現場では当然すぎるほど当然のことでしょう。

  BEWAで学べば、これまで見えなかったものがスット見えるようになります。ツマラナかった英語学習が楽しくなります。講座見学に御出で下さい(見学一回無償)。

 

2012/01/19 英語一般   林 行雄

この記事へのコメント

コメントを送る

  ※ メールは公開されません
Loading...
 画像の文字を入力してください
資料のご請求、講義の無料見学のお申し込み等々お気軽にお問い合わせください。
無料見学申し込み
資料請求