9月15日から続いた白板シリーズ、今日で一応の終了になりそうです。
9月17日のブログで、下記板書1)~4)の内、1)は誤文、その理由はこの文章の to be late for 5 minutes が未来を表すため、意図する文意にそぐわぬ旨述べ、3)〇 I’m sorry (that) I’m late (for 5 minutes).と、4)〇 I’m sorry for being late (for 5 minutes). が正解、〇 は正解の意味であることを述べました。
1)X I’m sorry to be late (for 5 minutes).
2) I’m sorry to have been late (for 5 minutes).
3)〇 I’m sorry (that) I’m late (for 5 minutes).
4)〇 I’m sorry for being late (for 5 minutes).
そして:
1)X
2)
3)〇
4)〇
の 「2)記号なし」 に就いてのご説明は、またの機会と致します、とお話しました。
2) I’m sorry to have been late for 5 minutes.
と、2)の後ろが無印なのは、この文章は文法上は間違ってはいないものの、普通、母語話者が用いない為です。母語話者は:
3)〇 I’m sorry I’m late .
4)〇 I’m sorry for being late.
この二つの内のどちらかを 用いるのが普通です。ここで、何故、2)が文法的には間違っていないのかと云えば;
5)He seems to be rich.
↓
It seems that he is rich.
6)He seems to have been rich.
↓
It seems that he was rich.
と、to 不定詞に完了形を用いると、主動詞の1自制前を表し:
2) I’m sorry to have been late.
は、一応、「遅れたことを済まなく思う」 の意味となるからです。
しかし、I’m sorry for having been late. は誤りです。その理由は:
4)〇 I’m sorry for being late.
の being late が既に過去の事象を表しているからです。この being は:
5)I remember seeing him in Paris.
「パリで彼に会ったことを思い出す」の ~ ing と同じ用法です。ところで、 「ここに来たのは初めてだ」 は英語で何というのでしょうか。