BEWA講師ブログ

板書 No.10 ここで to be late for 5 minutes は未来を表す

9月15日のブログにてご紹介の白板の板書:
 1)X  I’m sorry to be late for 5 minutes.
 2)   I’m sorry to have been late for 5 minutes.
 3)〇  I’m sorry (that) I’m late (for 5 minutes).
 4)〇  I’m sorry for being late (for 5 minutes).
の1)~4)其々の文章の左に記載された:
 1)X 
 2)
 3)〇
 4)〇
X、空白、〇、〇 の記号(記号無し)の意味・意図について、お考え頂くようお願いしました。今日は、1)に就いてお話ししたいと思います。
  まず、9月15日ブログの タイトルに示しましたように、1)~4)の文意は「5分遅れて申し訳ございません」に在ります。ここで:
 1)X I’m sorry to be late for 5 minutes.
の左の X は、文字通り、この文意が 「5分遅れて申し訳ございません」 とはならないことを表します。理由は、この文中の不定詞 to be late for 5 minutes は未来の事象を表すからです。「5分遅れて申し訳ございません」ですから、これは御客様のピックアップのときなど、遅れて到着し謝罪する際等に用いられる表現でしょう。ですから、ここでは不定詞を用いずに、現在分詞を用い:
 4)〇  I’m sorry for being late for 5 minutes.
とすれば良いのです。 4)の 〇 は、正解の意味です。
 
これを書きながら、仕事で貿易を始めた当初、都内のホテルにお客様をピックアップに行った際、電車事故で10分程度遅れてしまい、
 I’m sorry to be late for 10 minutes. と云ったとき、米人のお客様が一瞬 ?? の表情を示し、後に:
 I’ve just come here. と云われたことを思い出しました。
当時、私は I’m sorry to be late for 10 minutes. は 「10分遅れて申し訳ございません」 を表すものと思い込んでおり、この英文表現についてなんら疑念をもっておりませんでした。理由は I’m sorry to be late for 10 minutes. が当時市販の英作文の問題集等の解答そのものだったからなのですが(多分今も変わらないでしょう)、これが間違いであることを理解できたのは、それから相当後のことでした。
今晩のお話はここまでとして、また、別のブログで:
 1)X 
 2)
 3)〇
 4)〇
のお話を続けたいと思います。

2011/09/17 板書シリーズ   林 行雄

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