昨日(2011年8月16日)、Orders are subject to confirmation. についてお話しました。その中で、貿易取引に於いて、オファー(売り申込み)に、Orders are subject to confirmation. の如き条件の付されるものを、サブコンオファー(サブコン付きオファー)と云うこと、さらに:
サブジェクトトゥーコンファーメーション → サブコン
と、親父ギャグ的な雰囲気もありながら、国際貿易の先達の意気込みも感じられる、何やらレトロで可愛いらしい表現が生まれたことをお話しました。
今日は、成田に行くと見ることができる(できた?)、上屋 [ウワヤ] 等についてお話しようと思います。成田空港に隣接する広大な保税地域(通関前の貨物を保管するところ)に、上部に「上屋」と書かれた何やら古い在りました。多分、まだある筈です。ウワヤと読みます。
あるとき、その建物の前で、何故ウワヤと云うのか考えてみました。多分、ウワヤとはwarehouse ウエアハウス(倉庫)のことでしょう。
ウエアハウス → ウワヤ → 上屋
と、「オオ勘違い」が、表音文字のカタカナとなり、表音・表意文字の上屋となったのでしょう。
ご存じないかもしれませんが、昔の人は(私の母も)小麦粉のことをよく「メリケン粉」と云っていました。これはきっと:
American flour [ アメリケンフラワー ] → メリケンフラワー → メリケン粉
となったのでしょう。なにやら、戦後の闇市の匂いもする、逞しい表現です。
また、オファーを、乙波 [ オッパ?] とも書いた時代もあったようです。さすがに、現在、「乙波」 を用いる方は、いないように思うのですが・・・ 乙波、どんな波なのでしょうか。嬉しくも逞しい表現です。 人は、言語故に人足りえた訳ですから、言語が逞しいのは当然かもしれません。
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