BEWA講師ブログ

No.8: 使役のお話

白板には:
 1. How about having something delivered?
 (何か配達させたらどうですか?)
 2. I have the radio repaired.
 (私はそのラジオを直させる) 
 3. I have him repair the radio.
 (私は彼にそのラジオを直させる)
と書かれています。
1. の文章は:
 4. I wouldn’t like to cook tonight.
 (私は今日は料理をしたくない)
           ↓
 1. How about having something delivered?
 (何か配達させたらどうですか?)
のように続きます。
  ここで、How about having something delivered? の having は動名詞です。about が前置詞なので、その後ろは前置詞の目的語、即ち名詞となります。従って、この場合は have の動名詞の having となります。では something の後ろが何故 delivered となるのかと云えば、Something is delivered. (Something is to be delivered.) 即ち受動態だからです。
これは:
 2. I have the radio repaired.
 (私はそのラジオを直させる) 
のrepaired と同じです。この場合 The radio is repaired. (The radio is to be repaired.) の受動態より repaired となるのと同様です。repaired は過去分詞(受動態分詞)です。  
 3. I have him repair the radio.
(私は彼にそのラジオを直させる)
上記文章で repair が現れるのは:
 5. He is to repair the radio. だからです。即ち repair は動詞の原形です。単に能動態だからと考えて頂いても結構です。
  今回のご説明は、先日のBEWA英検二級受験講座でお話致しました。BEWA の二級講座は、試験に合格する(合格している)ことは当然のこととして、ビジネス英語を学ぶに当たり必要な総合的基礎力の構築に重点が置かれています。
 
  受動態の場合もそうなのですが、多くの人が使役音痴(英語音痴)となったのは、訳も理由も知らされず、アンチョコ宜しく:
 使役動詞の目的語が物の場合は過去分詞
 使役動詞の目的語が人の場合は原形
などと、言い放たれたりするからでしょう。「ニュアンスが違います」「熟語です」「文法の規則です」とか、或いは 「文法の例外です」 とか色々言われたりもします。社会では普通、例外にあふれ理由の無い決まりを、決して規則とかルールとか呼ばないでしょう。無法の法は嫌悪感を招き無視されたりもするでしょう。其処に会話とかが加わり 「ワタシタチミナコウイイマス」 とか、話が訳もなく華やいだりもします。
  言語とは人と動物とを厳然と分けるもの:精緻なる宇宙、論理の森、キラキラ輝く夜空の星のようなものでしょう。英語が外国語であること(母語ではないこと)をそのまま認め、その上で最も効率的に英語を習得することが大切でしょう。その点、ビジネス英語の学習は、その目的(ビジネスを通じての利益の創出)と、対象(ビジネスに用いる国際渉外用の英語)がはっきりしています。

  ビジネス英語とは「利益の創出を目的とする商行為の過程で用いる英語(国際渉外英語)」を意味し、ビジネス英語の学習とは、そのような英語を読み・書き・話す際に必要とされる知識を得、それらを理解し、それらを構成する技術を獲得することです。BEWA は習得すべき内容とその効果的指導方法を熟知しております。
  BEWA で学べば、これまでみえなかったものが、みえるようになります。ツマラナカッタ英語の学習が楽しくなります。お試し受講に御出で下さい (一回無料)。BEWA は、お試し受講を終えた後、契約書への記名を迫る、或いは、電話で執拗に勧誘し続ける等の行為は、BEWA の運営方針として絶対に致しません。

2011/08/11 板書シリーズ   林 行雄

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